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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科75巻4号

2021年04月発行

文献概要

増刊号 産婦人科患者説明ガイド―納得・満足を引き出すために 中高年期・老年期

骨盤臓器脱治療についての患者説明―腹腔鏡下仙骨腟固定術・経腟メッシュ手術

著者: 可世木華子1 明樂重夫1

所属機関: 1日本医科大学産婦人科

ページ範囲:P.250 - P.254

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必ず説明しておくべきこと

◆骨盤臓器脱の治療目標は,骨盤臓器の下垂に伴う症状(排尿,排便,性機能)を改善して患者さんのQOLを向上させることである.

◆骨盤臓器の下降の重症度を把握し,軽症の場合は保存療法であるリングペッサリー(病院で交換するタイプと自己管理のタイプ)を勧めることもあり,中等症以上の場合はリングペッサリーで管理しつつ状況により手術療法へ移行することがある.

◆メッシュ手術の特徴として素材が非吸収性であるため,再発率は非メッシュ手術に比較して抜群に少ないが,体内に異物として残ることでびらんや疼痛,イレウス,感染症などの合併症が存在すること.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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