文献詳細
増刊号 産婦人科患者説明ガイド―納得・満足を引き出すために
婦人科疾患
文献概要
必ず説明しておくべきこと
◆卵巣腫瘍は術前の生検で確定診断が得られることは稀であり,摘出手術検体の最終病理学的結果で確定診断となる.
◆良性卵巣腫瘍には多様な術式があり,年齢,挙児希望の有無,囊胞性または充実性,片側性または両側性,腫瘍径などに鑑みて術式を選択する.
◆腹腔鏡手術は低侵襲で多くのメリットがある一方で,手技の難度により時間を要することや開腹術に移行する可能性などのデメリットも説明する必要がある.
◆卵巣腫瘍は術前の生検で確定診断が得られることは稀であり,摘出手術検体の最終病理学的結果で確定診断となる.
◆良性卵巣腫瘍には多様な術式があり,年齢,挙児希望の有無,囊胞性または充実性,片側性または両側性,腫瘍径などに鑑みて術式を選択する.
◆腹腔鏡手術は低侵襲で多くのメリットがある一方で,手技の難度により時間を要することや開腹術に移行する可能性などのデメリットも説明する必要がある.
参考文献
1)長田尚夫,他 : 日本内視鏡学会誌15 : 15-19, 1999
2)竹内裕之,他 : 産婦の実際54 : 1861-1868, 2005
3)廣田 穣,他 : 日産婦内視鏡会誌16 : 48-50, 2000
4)今野 良,他 : 日産婦内視鏡会誌15 : 29-34, 1999
5)西井 寛,他 : 産と婦68 : 997-1001, 2001
6)川村 良,他 : 日産婦内視鏡会誌20 : 101-103, 2004
掲載誌情報