文献詳細
増刊号 産婦人科患者説明ガイド―納得・満足を引き出すために
悪性腫瘍
文献概要
必ず説明しておくべきこと
◆卵巣がんは早期発見が難しく,一般的に長期の治療期間を必要とし,予後が不良であることが知られている.
◆卵巣がんの少なくとも一部は,卵管上皮細胞が起源であると現在広く考えられている.
◆良性疾患での子宮摘出術に際して,予防的卵管切除術は卵巣がんの予防として有効な可能性がある.
◆予防的卵管切除術が実際に卵巣がんの発生を減少できることを示した洗練された前向き研究データは現時点ではない.
◆卵巣がんは早期発見が難しく,一般的に長期の治療期間を必要とし,予後が不良であることが知られている.
◆卵巣がんの少なくとも一部は,卵管上皮細胞が起源であると現在広く考えられている.
◆良性疾患での子宮摘出術に際して,予防的卵管切除術は卵巣がんの予防として有効な可能性がある.
◆予防的卵管切除術が実際に卵巣がんの発生を減少できることを示した洗練された前向き研究データは現時点ではない.
参考文献
1)国立がん研究センター:がん情報サービス―最新がん統計.https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/summary.html(2020年12月アクセス)
2)Shih Ie M, et al : Am J Pathol 164 : 1511-1518, 2004
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4)Lessard-Anderson CR, et al : Gynecol Oncol 135 : 423-427, 2014
5)Madsen C, et al : Acta Obstet Gynecol Scand 94 : 86-94, 2015
6)日本産科婦人科学会婦人科腫瘍委員会:日産婦誌69 : 1940-1941, 2017
7)Mallen A, et al : Gynecol Oncol 151 : 166-175, 2018
8)Salvador S, et al : J Obstet Gynaecol Can 39 : 480-493, 2017
9)Collins E, et al : Am J Obstet Gynecol 220 : 85.e1-85.e10, 2019
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