文献詳細
増刊号 産婦人科患者説明ガイド―納得・満足を引き出すために
悪性腫瘍
文献概要
必ず説明しておくべきこと
◆抗がん剤治療を根治目的で行うのか,延命目的で行うのか.根治目的に行うのであれば,外科手術や放射線治療との併用の方法.
◆投与スケジュールとともに,どれだけの期間継続するものであるか.どの程度の効果が認められるか.
◆予測される副作用として,頻度の高いものや,注意が必要なもの,頻度は稀でも重篤になると命にかかわるものなど.
◆根治目的であれば,相対治療強度(RDI)の考え方から,減量や延期は治療成績の低下に繋がるため,可能であれば避けたほうが望ましい(支持療法を駆使してできるだけ減量を避ける,ご本人・ご家族の都合などでの延期をできるだけ避けるよう配慮いただく,など).
◆緩和目的であれば,生活の質(QOL)をより重視する考え方から,適宜減量や延期を行うので,副作用は我慢せず伝えて欲しいこと.
◆抗がん剤治療を根治目的で行うのか,延命目的で行うのか.根治目的に行うのであれば,外科手術や放射線治療との併用の方法.
◆投与スケジュールとともに,どれだけの期間継続するものであるか.どの程度の効果が認められるか.
◆予測される副作用として,頻度の高いものや,注意が必要なもの,頻度は稀でも重篤になると命にかかわるものなど.
◆根治目的であれば,相対治療強度(RDI)の考え方から,減量や延期は治療成績の低下に繋がるため,可能であれば避けたほうが望ましい(支持療法を駆使してできるだけ減量を避ける,ご本人・ご家族の都合などでの延期をできるだけ避けるよう配慮いただく,など).
◆緩和目的であれば,生活の質(QOL)をより重視する考え方から,適宜減量や延期を行うので,副作用は我慢せず伝えて欲しいこと.
参考文献
1)Parmar MKB, et al : Lancet 361 : 2099-2106, 2003
2)Tewari KS, et al : N Engl J Med 370 : 734-743, 2014
3)Katsumata N, et al : Lancet 374 : 1331-1338, 2009
4)Temel JS, et al : N Engl J Med 363 : 733-742, 2010
掲載誌情報