文献詳細
増刊号 産婦人科患者説明ガイド―納得・満足を引き出すために
悪性腫瘍
コンパニオン診断を行うにあたっての患者説明
著者: 坂井美佳12 竹原和宏2 平沢晃1
所属機関: 1岡山大学大学院医歯薬学総合研究科臨床遺伝子医療学 2独立行政法人国立病院機構四国がんセンター婦人科
ページ範囲:P.362 - P.369
文献概要
コンパニオン診断薬とは,「特定の医薬品の有効性や安全性を一層高めるために,その使用対象患者に該当するかどうかなどをあらかじめ検査する目的で使用される診断薬」である(独立行政法人医薬品医療機器総合機構).本稿では,婦人科腫瘍領域において特に重要となる,初発卵巣がんにおけるオラパリブの適応判定のためのBRCA1/2遺伝子検査,局所進行または転移が認められた標準的な治療が困難な固形がんにおけるペムブロリズマブ適応判定のためのマイクロサテライト不安定性検査の2検査について述べる.
参考文献
掲載誌情報