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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科75巻5号

2021年05月発行

文献概要

今月の臨床 頸管熟化と子宮収縮の徹底理解!―安全な分娩誘発・計画分娩のために 分娩誘発の応用

無痛分娩の際の分娩誘発

著者: 山下隆博1

所属機関: 1総合母子保健センター愛育病院

ページ範囲:P.470 - P.475

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●初産の分娩誘発では陣痛発来まで時間を要することがあり,無痛分娩開始のタイミングが難しいことがある.

●分娩誘発の際,無痛分娩を早く開始すると陣痛が微弱となり陣痛発来に至らず,遅く開始すると痛みを感じる時間が長くなり産婦の満足度が低下する.

●痛みの閾値は個人差が大きく,恐怖心でも大きく変化する.分娩誘発では分娩経過が長期化する傾向があり,産婦側の理解と医療側のサポートが重要である.

参考文献

1)Sng BL, et al : Early versus late initiation of epidural analgesia for labour. Cochrane Database Syst Rev(10) : CD007238, 2014
2)アトニン-O注1単位,5単位.あすか製薬株式会社,2020年6月改訂
3)日本産科婦人科学会,他(変・監修) : CQ415-1 “子宮収縮薬(オキシトシン,プロスタグランジンF2α,ならびにプロスタグランジンE2錠の三者)投与開始前に確認すべきことは?” Answer 8,表3〜5.産婦人科診療ガイドライン―産科編2020.日本産科婦人科学会,2020

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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