icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科75巻6号

2021年06月発行

文献概要

今月の臨床 大規模災害時の周産期医療―災害に負けない準備と対応 激甚災害の経験から得られた周産期医療体制の問題点と現状

令和2年7月豪雨―人吉球磨地域の産婦人科医療への影響

著者: 瀬戸雄飛1 下川理沙12 大場隆2

所属機関: 1地域医療機能推進機構(JCHO)人吉医療センター産婦人科 2熊本大学大学院生命科学研究部産科婦人科学講座

ページ範囲:P.555 - P.561

文献購入ページに移動
●月並みではあるが,やはり災害は忘れた頃にやってくる.

●災害時の人の流入はCOVID-19のリスク因子であった.ボランティアの制限は感染リスク抑制に有効であったが,人的支援を妨げることとなった.

●通信インフラ障害に備えて医療機関は複数の通信手段を整えておくべきであり,SNSは有効な手段であった.

参考文献

1)高田昌代,他 : 災害時における妊産婦の実状と妊娠分娩産褥に及ぼす影響.神戸大医保健紀12 : 109-115, 1997
2)平成28年熊本地震における妊産婦,褥婦,新生児,小児への支援に関する実態調査.厚生労働科学研究補助金(平成28年度子ども・子育て支援推進調査研究事業)平成28年度総括・分担研究報告書(研究代表者 : 片渕秀隆).pp11-49,2017
3)榛沢和彦 : 新潟中越地震時における急性肺・静脈血栓症.心臓39 : 104-109,2007
4)福島明宗 : 岩手県 産科.周産期医42 : 281-290, 2012

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?