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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科76巻1号

2022年01月発行

合併増大号 今月の臨床 産婦人科医が知っておきたい臨床遺伝学のすべて

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著者: 澤井英明1 平沢晃2

所属機関: 1兵庫医科大学病院遺伝子診療部 2岡山大学大学院医歯薬学総合研究科臨床遺伝子医療学

ページ範囲:P.5 - P.5

文献概要

 産婦人科医のみならずすべての医療者にとって,遺伝医療は分野横断的かつ不可欠な基盤分野といえる.日本産科婦人科学会のサブスペシャルティとしては,周産期,腫瘍,生殖・内分泌,女性ヘルスケアの4領域があるが,臨床遺伝学はこれらすべてのサブスペシャルティ領域を横断的に網羅している.

 周産期医療においては,従来,出生前診断が産婦人科領域の臨床遺伝学領域の先駆けとしてきたことから,その課題も多くある.羊水検査や絨毛検査という古典的な侵襲的検査法は依然として確定診断の重要な検査方法であるが,遺伝学的検査法はG分染法にはじまり,現在はマイクロアレイや次世代シーケンサーを用いた方法まで多様化している.また母体血清マーカー検査や母体血胎児染色体検査といった非侵襲的な方法が新たに導入され,その実施が社会的にも課題となっている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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