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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科76巻1号

2022年01月発行

合併増大号 今月の臨床 産婦人科医が知っておきたい臨床遺伝学のすべて

領域共通

いま産婦人科診療で求められる遺伝カウンセリングとは

著者: 三宅秀彦1

所属機関: 1お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科ライフサイエンス専攻遺伝カウンセリングコース

ページ範囲:P.12 - P.16

文献概要

●遺伝カウンセリングは,情報提供と心理社会的支援からなる.

●遺伝医療の実践において遺伝カウンセリングは必須となるが,現在さまざまな体制整備が進められている.

●遺伝カウンセリングの実践にはトレーニングが必要である.各種学会による研修会の利用が望まれる.

参考文献

1)日本医学会:医療における遺伝学的検査・診断に関するガイドライン.2011 https://jams.med.or.jp/guideline/genetics-diagnosis.pdf(2021年8月31日最終アクセス)
2)岩江荘介:遺伝子情報の取り扱いに関する倫理問題―Rothsteinによる政策的議論を中心にして―.生命倫理17 : 241-251, 2007
3)川目 裕:ゲノム医療時代における遺伝カウンセリング.日産婦誌70 : 2285-2387, 2018
4)National Society of Genetic Counselors' Definition Task Force ; Resta R, et al : A new definition of Genetic Counseling : National Society of Genetic Counselors' Task Force report. J Genet Couns 15 : 77-83, 2006
5)下山晴彦,他(編):誠信 心理学辞典 新版.誠信書房,2014
6)Veach PM, et al : Overview of genetic counseling : history of the profession and the reciprocal-engagement model of practice. Facilitaing the genetic counseling process, 2nd ed. pp33-49. Springer, 2018
7)日本産科婦人科学会:「着床前診断」に関する見解 平成30年6月改訂.日産婦誌73 : 951-952, 2021
8)厚生科学審議会科学技術部会NIPT等の出生前検査に関する専門委員会:NIPT等の出生前検査に関する専門委員会報告書.2021 https://www.mhlw.go.jp/content/000783387.pdf(2021年8月31日最終アクセス)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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