文献詳細
増刊号 最新の不妊診療がわかる!―生殖補助医療を中心とした新たな治療体系
第4章 生殖補助医療時代の一般不妊診療―検査や治療の意義と限界 男性不妊―検査
文献概要
▶男性不妊症例においてはLH,FSH,テストステロンの測定は必須であり,午前中の採血が望ましい.必要に応じてプロラクチン,エストラジオールも測定する.
▶FSH値が7〜8mIU/mL以上の場合は造精機能障害を伴っている場合が多く,精索静脈瘤などの基礎疾患の精査が必要である.
▶低ゴナドトロピン性性腺機能低下症はゴナドトロピン療法により高率に射出精子を認めることから,FSH,テストステロンがともに低値の場合には疑う必要がある.
▶FSH値が7〜8mIU/mL以上の場合は造精機能障害を伴っている場合が多く,精索静脈瘤などの基礎疾患の精査が必要である.
▶低ゴナドトロピン性性腺機能低下症はゴナドトロピン療法により高率に射出精子を認めることから,FSH,テストステロンがともに低値の場合には疑う必要がある.
参考文献
1)岩本晃明,他(編) : 男性不妊症の臨床.メジカルビュー社,2007
2)小川 修,他(編) : ベッドサイド泌尿器科学,改訂4版.南江堂,2013
3)Kobori Y, et al : MHH Study Group : Investigation of treatment for azoospermia due to male hypogonadotropic hypogonadism in Japan. Int J Urol 26 : 134-135, 2019
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