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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科77巻10号

2023年10月発行

今月の臨床 産婦人科良性疾患に対する内視鏡手術の現在―新しいエビデンスとトレンド

婦人科

natural orifice transluminal endoscopic surgery(NOTES)の婦人科領域への応用―子宮摘出,付属器腫瘍,子宮筋腫など

著者: 五十嵐敏雄1

所属機関: 1帝京大学ちば総合医療センター産婦人科

ページ範囲:P.956 - P.961

文献概要

●腟を利用する内視鏡手術vNOTESが婦人科領域で普及しつつある.

●vNOTESの適応症例は,子宮筋腫・子宮腺筋症などの子宮全摘,ダグラス窩の漿膜下筋腫摘出,卵巣囊腫摘出や付属器切除,卵管切除,骨盤臓器脱などである.

●安全なvNOTESのために,適応疾患の検討,術前の食止め,適切なvNOTES用器具の挿入,骨盤高位,腸ガーゼの利用,鉗子操作,斜視鏡のカメラワークなどが大切である.

参考文献

V-Pathを用いた経腟的内視鏡手術(vNOTES)による子宮全摘術の初期経験.日産婦内視鏡誌36 : 142-145, 2020
2)榊原洸太,他 : Transvaginal natural orifice transluminal endoscopic surgery(vNOTES)の初期経験.日産婦内視鏡誌38 : 42-47, 2022
3)Ahn KH, et al : Transvaginal single-port natural orifice transluminal endoscopic surgery for benign uterine adnexal pathologies. J Minim Invasive Gynecol 19 : 631-635, 2012

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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