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今月の臨床 胎児心臓を診る―この超音波所見を見逃すな! 位置異常・軸異常から診断できる先天性心疾患
内臓錯位症候群―無脾症候群と多脾症候群
著者: 山本祐華1
所属機関: 1順天堂大学医学部附属順天堂医院産婦人科
ページ範囲:P.1052 - P.1058
文献購入ページに移動●胎児の右左の確認は必ず行い,胃胞や心軸が両方とも左でないときは内臓錯位症候群を疑う!
●内臓錯位症候群において,下大静脈が通常通り心房に直接流入しているときは無脾症候群の可能性が高い.
●内臓錯位症候群において,下大静脈が離断し,奇静脈結合しているときは多脾症候群の可能性が高い.
●内臓錯位症候群において,下大静脈が通常通り心房に直接流入しているときは無脾症候群の可能性が高い.
●内臓錯位症候群において,下大静脈が離断し,奇静脈結合しているときは多脾症候群の可能性が高い.
参考文献
1)山岸敬幸 : ここまで知っておきたい発生学―左右軸の決定と内臓錯位症候群.日小児循環器会誌34 : 99-104, 2018
2)Buca DIP, et al : Outcome of prenatally diagnosed fetal heterotaxy : systematic review and meta-analysis. Ultrasound Obstet Gynecol 51 : 323-330, 2018
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