icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科77巻4号

2023年04月発行

文献概要

増刊号 ―豊富な所見で診断の進め方がわかる―産婦人科 画像診断アトラス 婦人科疾患 所見アトラス

骨盤内炎症性疾患―一般的な疾患から特殊な病態まで

著者: 權田拓郎1 藤井進也1

所属機関: 1鳥取大学医学部統合内科医学講座画像診断治療学分野

ページ範囲:P.219 - P.223

文献購入ページに移動
●骨盤内炎症性疾患には卵管留膿腫,卵管卵巣膿瘍,子宮留膿腫,骨盤腹膜炎などが含まれ,他疾患との鑑別のため画像診断が重要な役割をもつ.

●膿瘍の評価には拡散強調像が有用であり,その膿性内容を反映して拡散強調像で高信号,ADC mapで低信号を示す.

●骨盤内放線菌症では腹膜や筋膜を越えて周囲に浸潤性に広がる腫瘤を形成し,悪性腫瘍と鑑別困難な場合がある.

参考文献

1)日本産科婦人科学会,他(編・監修) : 産婦人科診療ガイドライン―婦人科外来診療編2020.pp21-22,日本産科婦人科学会事務局,2020
2)Ha HK, et al : MR imaging of tubo-ovarian abscess. Acta Radiol 36 : 510-514, 1995
3)Heo SH, et al : Imaging of actinomycosis in various organs : a comprehensive review. Radiographics 34 : 19-33, 2014
4)吉武忠正,他 : Fitz-Hugh-Curtis syndrome : CT所見の検討.日本医放会誌63 : 303-307, 2003

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?