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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科77巻8号

2023年08月発行

今月の臨床 早産予防・治療の現在地―最新の標準を探る

切迫早産の治療

―【tocolysis】―short tocolysisの実際

著者: 室月淳1

所属機関: 1宮城県立こども病院産科

ページ範囲:P.814 - P.819

文献概要

●塩酸リトドリンの長期投与に有効性のエビデンスがないことは,コクランデータベースなどをみても明らかである.

●従来から国内で行われてきた長期入院および塩酸リトドリンの持続投与は,意味がないだけでなく,その副作用のリスクからみて廃止すべきである.

●長く続いた慣習を改めることには心理的抵抗があるが,切迫早産症例の具体的な経過をみればtocolysisを中止しても特に問題のないことを示す.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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