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文献概要
今月の臨床 早産予防・治療の現在地―最新の標準を探る 切迫早産の治療
―【tocolysis】―short tocolysisの実際
著者: 室月淳1
所属機関: 1宮城県立こども病院産科
ページ範囲:P.814 - P.819
文献購入ページに移動●塩酸リトドリンの長期投与に有効性のエビデンスがないことは,コクランデータベースなどをみても明らかである.
●従来から国内で行われてきた長期入院および塩酸リトドリンの持続投与は,意味がないだけでなく,その副作用のリスクからみて廃止すべきである.
●長く続いた慣習を改めることには心理的抵抗があるが,切迫早産症例の具体的な経過をみればtocolysisを中止しても特に問題のないことを示す.
●従来から国内で行われてきた長期入院および塩酸リトドリンの持続投与は,意味がないだけでなく,その副作用のリスクからみて廃止すべきである.
●長く続いた慣習を改めることには心理的抵抗があるが,切迫早産症例の具体的な経過をみればtocolysisを中止しても特に問題のないことを示す.
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