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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科78巻1号

2024年01月発行

文献概要

合併増大号 今月の臨床 産婦人科医のための感染症最新レクチャー 総論

微生物検査―グラム染色,培養,核酸検査

著者: 前田卓哉12

所属機関: 1埼玉医科大学医学部臨床検査医学 2埼玉医科大学病院中央検査部

ページ範囲:P.28 - P.33

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●検体の品質管理は感染症診断に最も重要であり,そのためにはグラム染色による検体の直接観察はいまなお重要であることに変わりはない.

●細菌検査における機械化・自動化は,抗菌薬使用の適正化ならびに効率的な病床運用までパッケージとして検討すべき課題である.

●細菌検査室技師の業務は,検査室における病原体検査から,院内でのinfection control teamおよびantimicrobial stewardship teamなどのチーム医療での貢献へと軸足をシフトすべきである.

参考文献

1)Barenfanger J, et al : Decreased mortality associated with prompt Gram staining of blood cultures. Am J Clin Pathol 130 : 870-876, 2008
2)Kumar A, et al : Duration of hypotension before initiation of effective antimicrobial therapy is the critical determinant of survival in human septic shock. Crit Care Med 34 : 1589-1596, 2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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