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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科78巻10号

2024年10月発行

文献概要

今月の臨床 産科エコー 基本の“キ” 胎児エコー検査の進め方

ISUOGガイドラインでの胎児観察のタイミングとポイント

著者: 五島裕之1 落合大吾1

所属機関: 1北里大学医学部産婦人科「産科学」

ページ範囲:P.877 - P.884

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●妊娠初期には,胎児心拍数や多胎妊娠の確認,正確な分娩予定日の確定,染色体異常のスクリーニング,主要な胎児構造異常の同定,早産や妊娠高血圧症候群のスクリーニングが行われる.

●妊娠中期のスクリーニングは,主に胎児の解剖学的評価のために行われ,多くの胎児奇形や異常はこの時期に同定することができる.

●妊娠後期では,妊娠中期の胎児評価に加え,前置胎盤や癒着胎盤,胎児発育異常,羊水量異常,ハイリスク妊娠における血流ドプラ波形の評価を含める.

参考文献

1)Bilardo CM, et al : ISUOG Practice Guidelines(updated) : performance of 11-14-week ultrasound scan. Ultrasound Obstet Gynecol 61 : 127-143, 2023
2)Salomon LJ, et al : ISUOG Practice Guidelines(updated) : performance of the routine mid-trimester fetal ultrasound scan. Ultrasound Obstet Gynecol 59 : 840-856, 2022
3)Khalil A, et al : ISUOG Practice Guidelines : performance of third-trimester obstetric ultrasound scan. Ultrasound Obstet Gynecol 63 : 131-147, 2024

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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