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今月の臨床 産科エコー 基本の“キ” 部位別 : 胎児エコーのポイント
胎児長管骨の観察時の工夫
著者: 室月淳1
所属機関: 1宮城県立こども病院産科
ページ範囲:P.929 - P.934
文献購入ページに移動●胎児長管骨の超音波観察のときは,胎児期の骨の発達,特に長管骨のどの部分がすでに骨化していて,どの部分が成長軟骨でありまだ骨化していないかといった知識が必要である.
●骨と超音波は相性が悪く,実際に描出されている胎児大腿骨は,超音波ビームが入射している骨表面(骨膜に相当)の輪郭である.
●骨のX線診断学は確立しており,X線による診断的特徴を超音波画像でどの程度再現できるかがポイントである.
●骨と超音波は相性が悪く,実際に描出されている胎児大腿骨は,超音波ビームが入射している骨表面(骨膜に相当)の輪郭である.
●骨のX線診断学は確立しており,X線による診断的特徴を超音波画像でどの程度再現できるかがポイントである.
参考文献
1)Kurtz AB, et al : Usefulness of a short femur in the in utero detection of skeletal dysplasias. Radiology 177 : 197-200, 1990
2)Goldstein RB, et al : Pitfalls in femur length measurements. J Ultrasound Med 6 : 203-207, 1987
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