icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科78巻12号

2024年12月発行

今月の臨床 エネルギーデバイス アラカルト―知っておきたい使い方の留意点と技術革新

各種デバイスの原理・有用性と使用上の注意点

超音波破砕吸引装置

著者: 髙橋伸卓1

所属機関: 1静岡県立静岡がんセンター婦人科

ページ範囲:P.1121 - P.1125

文献概要

●超音波破砕吸引装置は組織選択性を有しており,血管や神経の温存が可能である.

●超音波破砕吸引装置はキャビテーションの現象を利用しており,操作を行うにはその原理を理解しておくことが重要である.

●超音波破砕吸引装置はさまざまな診療科で使用されている.各科で設定,使用するチップが異なることも知っておく必要がある.

参考文献

1)Kelman CD : Phaco-emulsification and aspiration. A new technique of cataract removal. A preliminary report. Am J Ophthalmol 64 : 23-35, 1967
2)桂巻 正,他 : 超音波外科用吸引装置(CUSA)の特徴と使い方.外科治療89 : 42-48, 2003
3)長谷川智彦 : 脊椎外科手術器具 : 脊椎脊髄外科領域における超音波破砕吸引装置の発展と可能性―より安全な手術を目指して.Orthopaedics 34 : 35-44,2021
4)秋山 登,他 : 腹腔鏡下広汎子宮全摘術におけるCUSAの使用経験.日内視鏡外会誌24 : 10-16,2019
5)Hao M, et al : Cavitron ultrasonic surgical aspirator in laparoscopic nerve-sparing radical hysterectomy : a pilot study. Int J Gynecol Cancer 26 : 594-599, 2016

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら