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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科78巻12号

2024年12月発行

今月の臨床 エネルギーデバイス アラカルト―知っておきたい使い方の留意点と技術革新

応用

エネルギーデバイスで効果的に止血するためには

著者: 瓦林靖広1

所属機関: 1国立病院機構九州医療センター婦人科

ページ範囲:P.1131 - P.1136

文献概要

●エネルギーデバイスで止血する際は,放電凝固による炭化・乾燥や接触通電による蛋白変性など,どのような組織効果が適しているのかを考えて,モードや出力の設定,通電方法を使い分ける.

●止血する前に血液や滲出液は吸引したりガーゼで拭い取り,周囲の癒着や結合組織による引き攣れも解除しておく.

●エネルギーデバイスによる止血に拘らず,状況に応じてガーゼ圧迫や止血剤の使用も考慮する.

参考文献

1)Feldman LS, et al(eds) : The SAGES manual on the Fundamental Use of Surgical Energy(FUSE), Springer, New York, 2012
2)渡邊祐介 : FUSE資格者が教える電気メス―使いこなすための原理と意外と知らないリスク.メジカルビュー社,2022
3)桜木 徹 : わかりやすい電気メスの本―自分の武器を知る! 金原出版,2014
4)瓦林靖広 : PROCEDURE BOOK Vol.11,スパチュラ型電気メスを用いて剥離可能層を出血させずに展開するコツ.コヴィディエンジャパン,2022

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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