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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科78巻2号

2024年03月発行

文献概要

今月の臨床 重篤な遺伝性疾患の着床前診断―患者ニーズと診断・治療の現状 総論

重篤な遺伝性疾患に対する着床前遺伝学的検査の実施可否の審査について―変更までの経緯と現状

著者: 三上幹男12

所属機関: 1東海大学医学部専門診療学系産婦人科学 2前 日本産科婦人科学会臨床倫理管理委員会

ページ範囲:P.168 - P.173

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●重篤な遺伝性疾患に対する着床前遺伝学的検査(PGT-M)は命の選別が懸念される検査である.

●PGT-Mの当事者は,検査を希望するカップルのみでなく,検査で診断される疾患を患っておられる方,女性,社会(含む男性)である.

●PGTの運用は,その当事者を含め社会全体で議論していくべきである.

参考文献

1)日本産科婦人科学会 : 「PGT-Mに関する倫理審議会」最終報告書,参考資料,ご意見の掲載に関するご案内.2021年6月10日 https://www.jsog.or.jp/modules/committee/index.php?content_id=178(2023/9/27閲覧)
2)日本産科婦人科学会 : 生まれてくるこどものための医療に関わる「生命倫理について審議・監理・運営する公的プラットホーム」設置についての提案について(第8報).2023年8月8日 https://www.jsog.or.jp/modules/news_m/index.php?content_id=1403(2023/9/27閲覧)
3)日本産科婦人科学会 : 日本産科婦人科学会臨床倫理監理委員会 生まれてくるこどものための医療(生殖・周産期)に関わる「生命倫理について審議・監理・運営する公的プラットフォーム」についての公開討論会(2023年4月2日開催)報告書へのパブリックコメントについて.2023年6月21日 https://www.jsog.or.jp/modules/committee/index.php?content_id=306(2023/9/27閲覧)
4)日本産科婦人科学会 : 生まれてくるこどものための医療に関わる「生命倫理について審議・監理・運営する公的プラットホーム」設置についての提案について(第7報).2023年4月12日 https://www.jsog.or.jp/modules/committee/index.php?content_id=300(2023/9/27閲覧)
5)日本産科婦人科学会 : 「生殖・周産期医療に関係する生命倫理を考えるに際しての日本産科婦人科学会の基本姿勢」を公表します.2022年3月9日 https://www.jsog.or.jp/modules/committee/index.php?content_id=219(2023/9/27閲覧)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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