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今月の臨床 重篤な遺伝性疾患の着床前診断―患者ニーズと診断・治療の現状 総論
着床前診断に用いられる遺伝子診断技術の現状
著者: 古川源1 七里由衣1 倉橋浩樹1
所属機関: 1藤田医科大学医科学研究センター分子遺伝学研究部門
ページ範囲:P.174 - P.180
文献購入ページに移動●直接法を用いるにあたって,PGT-Mの対象となる疾患は通常のSanger法では判定できない特殊な病的バリアントが原因のことが多く,解析には工夫が必要になる.
●間接法では,一塩基置換やshort tandem repeatをマーカーとして用いたハプロタイプ家系図を構築する必要があり,家系における病的バリアントの上流・下流それぞれ1Mb以内に位置する複数の遺伝的マーカーを解析することが組み換えによる誤判定のリスクを低減することにつながる.
●近年,ロングリードシークエンスの普及により,直接法・間接法の事前セットアップが容易になりつつある.
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