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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科78巻4号

2024年04月発行

増刊号 産婦人科医のための緊急対応サバイバルブック

Ⅰ. 緊急対応に備える

新生児の心肺蘇生法(NCPR)

著者: 柴田優花1 諫山哲哉1

所属機関: 1国立成育医療研究センター周産期・母性診療センター新生児科

ページ範囲:P.40 - P.44

文献概要

●赤ちゃんの10人に1人は出生時に何らかの蘇生処置を必要とするが,そのうち9割は初期処置(=ルーチンケア+体位保持+皮膚刺激)と適切な人工呼吸で救命できる.

●初期処置後も自発呼吸がみられない,あるいは心拍が100/分未満の場合には,生後60秒以内に人工呼吸を開始する.

●質の高い新生児蘇生を行うためには,よいチームワークと定期的なトレーニングが重要である.

参考文献

1)日本周産期・新生児医学会 : 新生児蘇生法普及事業 https://www.ncpr.jp/guideline_update/index.html(最終アクセス : 2023年11月24日)
2)細野茂春(監): 日本版救急蘇生ガイドライン2020に基づく新生児蘇生法テキスト[Web動画付]第4版.メジカルビュー社,2021
3)Wyckoff MH, et al : Neonatal Life Support : 2020 International Consensus on Cardiopulmonary Resuscitation and Emergency Cardiovascular Care Science With Treatment Recommendations. Circulation 142(16_Suppl_1) : S185-S221, 2020

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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