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増刊号 産婦人科医のための緊急対応サバイバルブック Ⅱ. 婦人科編 ❶症状・所見からみた疾患鑑別と病態把握《救急外来》
大量の/持続する不正性器出血の患者が来院!①
著者: 東幸弘1
所属機関: 1鳥取大学医学部産科婦人科学分野
ページ範囲:P.52 - P.56
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【現病歴】
40歳,未産婦.これまでに産婦人科の受診歴なし.以前より過多月経,過長月経を自覚していた.5日前から続く大量の不正性器出血と労作時の息切れを自覚していた.倦怠感が強く,次第に体動困難となったため救急搬送となった.特記すべき既往歴や常用薬はない.
【現病歴】
40歳,未産婦.これまでに産婦人科の受診歴なし.以前より過多月経,過長月経を自覚していた.5日前から続く大量の不正性器出血と労作時の息切れを自覚していた.倦怠感が強く,次第に体動困難となったため救急搬送となった.特記すべき既往歴や常用薬はない.
参考文献
1)Birkhah RH, et al : Shock index in diagnosing early acute hypovolemia. Am J Emerg Med 23 : 323-326, 2005
. Crit Care 17 : R172, 2013
3)Hèbert PC, et al : Transfusion threshold of 7g per deciliter―the new normal. N Engl J Med 371 : 1459-1461, 2014
4)日本産科婦人科学会/日本産婦人科医会(編): 産婦人科診療ガイドライン―婦人科外来編2023.pp106-108,日本産科婦人科学会,2023
5)日本女性医学学会(編): 女性医学ガイドブック思春期・性成熟期編2016年度版.p99,金原出版,2016
6)Goldstein SR : Menorrhagia and abnormal bleeding before the menopause. Best Pract Res Clin Obstet Gynaecol 18 : 59-69, 2004
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