文献詳細
増刊号 産婦人科医のための緊急対応サバイバルブック
Ⅲ. 産科編 ❶症状・所見からみた疾患鑑別
文献概要
遭遇しやすい典型ケース
症例1
34歳,初産婦.妊娠初期よりつわり症状が持続しているが,最近嘔吐の回数は減少し,体重は増加傾向に転じていた.妊娠前より時折めまいを自覚し耳鼻科を受診することがあったが,現在内服薬は持っていない.妊娠18週2日,めまい,嘔吐を主訴に夜間救急外来を受診した.
バイタルサインは血圧125/88mmHg,心拍数76回/分,体温36.7℃, SpO2 98%(room air).座位で閉眼したまま応答するが,従命可能.頭痛なし.眼華閃発なし.
症例1
34歳,初産婦.妊娠初期よりつわり症状が持続しているが,最近嘔吐の回数は減少し,体重は増加傾向に転じていた.妊娠前より時折めまいを自覚し耳鼻科を受診することがあったが,現在内服薬は持っていない.妊娠18週2日,めまい,嘔吐を主訴に夜間救急外来を受診した.
バイタルサインは血圧125/88mmHg,心拍数76回/分,体温36.7℃, SpO2 98%(room air).座位で閉眼したまま応答するが,従命可能.頭痛なし.眼華閃発なし.
参考文献
1)桑田知之 : 神経系の症状 頭痛・めまい・意識障害.臨婦産73 : 168-172, 2019
2)日本母体救命システム普及協議会(J-CIMELS): 妊産婦の脳卒中.母体救命アドバンスガイドブックJ-MELS.pp281-287,へるす出版,2017
掲載誌情報