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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科8巻10号

1954年10月発行

原著

トリコマイシン・ペニシリンG腟錠による業態婦に於ける淋疾予防効果

著者: 牧野甲子二郎1 石井竹三1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部産婦人科教室

ページ範囲:P.585 - P.585

文献概要

緒言
 細谷氏等が1951年streptomyces hachijoensisが葡萄球菌,大腸菌,枯草菌,脾脱疸菌等のグラム陽性菌及び陰性菌の全て,及びカンディダアルビカンス,腟トリコモーナス,酵母等の発育をいずれも強く抑制することを立証して以来,トリコマイシン腟錠による腟カンディダ症,トリコモーナス腟炎の治療効果については安藤,野嶽氏等及び眞柄,千田両氏により報告された如く非常に有効であるが,私共はトリコマイシン・ペニシリンG腟錠(以下ト錠と略す)(トリコマイシン・ナトリウム塩5万単位,及び日本藥局方結晶ペニシリンGカリウム塩5万単位,重曹,酒石酸,乳糖,ラウリール硫酸ナトリウム,カルボキン,メトキシスターチから構成さる)を使用し,業態婦に於ける淋疾に対する予防効果を観察し次の如き結果を得たので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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