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文献概要
症例研究
頸管妊娠の1例
著者: 秋葉照夫1 秋元正雄1
所属機関: 1東京大学医学部産科婦人科学教室
ページ範囲:P.587 - P.590
文献購入ページに移動緒言
頸管妊娠は極く稀な疾患であつて外国でも数十例,本邦に於ては数例の報告を見るにすぎないが,何れの例もその疾患が稀である事から臨床的にその診断を誤り易く,しかも出血が多い為予後不良である点を強調しているが,最近我々は内診所見並に診査掻爬による組織学的検査により頸管妊娠の流産と診断され,掻爬術のみによつて良好な経過をとつた興味ある1例を経験したのでここに報告する。
頸管妊娠は極く稀な疾患であつて外国でも数十例,本邦に於ては数例の報告を見るにすぎないが,何れの例もその疾患が稀である事から臨床的にその診断を誤り易く,しかも出血が多い為予後不良である点を強調しているが,最近我々は内診所見並に診査掻爬による組織学的検査により頸管妊娠の流産と診断され,掻爬術のみによつて良好な経過をとつた興味ある1例を経験したのでここに報告する。
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