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文献概要
症例研究
卵巣嚢腫と誤診された糖尿病性膀胱拡張症の1例
著者: 松下亨1
所属機関: 1群馬県多野病院産婦人科
ページ範囲:P.601 - P.602
文献購入ページに移動序言
初学者にとつて充満した膀胱は屡々卵巣嚢腫と誤られ勝ちなものであるが,その多くは頻回の導尿と内診とを繰返すことに依つて避け得られるものである。併し乍ら稀には膀胱腫瘍とか膀胱拡張症などでは誤診と気がつかずに開腹して始めて判明する場合もある。私は最近右靱帯内卵巣嚢腫と思つて開腹した処が単なる膀胱肥大拡張症であつて,之がその後の経過に依つて糖尿病性のものであることの判明した珍しい症例を経験したので御報告申し上げる。
初学者にとつて充満した膀胱は屡々卵巣嚢腫と誤られ勝ちなものであるが,その多くは頻回の導尿と内診とを繰返すことに依つて避け得られるものである。併し乍ら稀には膀胱腫瘍とか膀胱拡張症などでは誤診と気がつかずに開腹して始めて判明する場合もある。私は最近右靱帯内卵巣嚢腫と思つて開腹した処が単なる膀胱肥大拡張症であつて,之がその後の経過に依つて糖尿病性のものであることの判明した珍しい症例を経験したので御報告申し上げる。
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