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症例研究
卵巣腫瘍の莖捻転と誤つた単頸双角子宮破裂の1例
著者: 田邊信夫1
所属機関: 1苫小牧市王子病院産婦人科
ページ範囲:P.661 - P.662
文献購入ページに移動1.緒言
子宮の発育異常又は畸形は両側Müller氏管の発育抑制を主として発生するものである。双解子宮の本邦に於ける頻度は野島氏0.218%,木村氏0.141%となつて居り之と妊娠との合併率は全妊娠の凡そ0.3%とされている。
今回単頸双角子宮の一角妊娠の破裂を卵巣腫瘍の茎捻転と誤った例に遭遇したのでその大様を報告する。
子宮の発育異常又は畸形は両側Müller氏管の発育抑制を主として発生するものである。双解子宮の本邦に於ける頻度は野島氏0.218%,木村氏0.141%となつて居り之と妊娠との合併率は全妊娠の凡そ0.3%とされている。
今回単頸双角子宮の一角妊娠の破裂を卵巣腫瘍の茎捻転と誤った例に遭遇したのでその大様を報告する。
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