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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科8巻11号

1954年11月発行

症例研究

最近經驗せる避妊用リング使用患者の妊娠3例について

著者: 今野高信1 木村昭二1

所属機関: 1秋田県大館市公立大館病院産婦人科

ページ範囲:P.662 - P.663

文献概要

 金属性避妊器具の長期使用によつて生体に如何なる障害,又は変化を来たすかについての報告例は,避妊効果の宣伝に比して極めて少く,僅かに松本氏が避妊リングを中心とする子宮筋腫の例及び神山,本多両氏が不正出血,子宮内膜炎様症状を惹起せる例の報告があり,妊娠例については同じく神山氏の1例があるのみである。我々は最近避妊用金属リングを子宮腔内に使用したまゝ妊娠した3例を経験したので,これを報告し諸賢の御批判を乞う次第である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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