icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科8巻11号

1954年11月発行

病理解剖

子宮膣部癌初期に見られた縦隔洞リンパ節及び肺・腎・脾・腹膜転移の1剖検例

著者: 渡邊英一1 小川次男1

所属機関: 1九州大学医学部産婦人科学教室

ページ範囲:P.671 - P.674

文献概要

I.緒言
 子宮癌の内臓転移は一般に末期に多く,1〜2の臓器に好発するのが普通である。われわれは最近子宮腟部初期の患者に放射線療法を行い腟部潰瘍を消失せしめたが,合併症たる肺結核のため死亡したと思われた症例について,死後剖検の結果肺その他多数臓器に転移巣を発見し肺結核巣を見出し得なかつた1例を経験したので,その臨床経過並に剖検所見を報告し,併せて2,3考察を試みたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら