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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科8巻3号

1954年03月発行

検査室

腟トリコモナスの培養による検出法

著者: 淺見敬三1 野嶽幸雄2 海老原謙2 上野統一2

所属機関: 1慶大寄生虫学教室 2慶大産婦人科教室

ページ範囲:P.171 - P.174

文献概要

まえがき
 腟トリコモナス寄生の診断法には,臨床所見を除いては直接鏡検,染色,培養,免疫反応の諸方法があげられよう。このうち染色標本による検出法は鑑別診断に用い得る充分な染色法が相当に繁雑で熟練を要するものである上に,標本作製中の虫体の亡失を避けることが出来ないので,少数の虫体を検出する場合には実用に供しかねる。また免疫反応による方法も特異的な抗体力価の低いために信頼し得る結果はみられず,未だ実験研究の域を出ない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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