文献詳細
文献概要
原著
産婦人科領域に於ける血液の紫外部吸收スペクトルに關する研究
著者: 門田徹1
所属機関: 1九州大学医学部産婦人科学教室
ページ範囲:P.200 - P.204
文献購入ページに移動まえがき
癌組織に於ける核蛋白質の細胸化学的研究は最も新しいこころみととして多くの報告がある。我が産婦人科領域に於ても,子宮癌の探求は,最も重要なものの一つであり,又困難を伴うものである。さきに教室日高は,子宮癌物質代謝探求の目的として,子宮癌患者血清の紫外部吸收スペクトルに関する研究を行い,核酸との関連におい興味ある成果を発表した。私は日高氏の実験を追試しさらに治療による影響を吟味するため,実験中であるが,予期した結果といささか異つたデータとなつたので,今直ちに結論を云々することは尚お早いと思われる。
癌組織に於ける核蛋白質の細胸化学的研究は最も新しいこころみととして多くの報告がある。我が産婦人科領域に於ても,子宮癌の探求は,最も重要なものの一つであり,又困難を伴うものである。さきに教室日高は,子宮癌物質代謝探求の目的として,子宮癌患者血清の紫外部吸收スペクトルに関する研究を行い,核酸との関連におい興味ある成果を発表した。私は日高氏の実験を追試しさらに治療による影響を吟味するため,実験中であるが,予期した結果といささか異つたデータとなつたので,今直ちに結論を云々することは尚お早いと思われる。
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