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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科8巻5号

1954年05月発行

診療室

陰部瘙痒症に對するベナパスタの使用経驗

著者: 高田博有1

所属機関: 1神戸医科大学産婦人科教室

ページ範囲:P.281 - P.283

文献概要

緒言
 陰部瘙痒症は種々の外因及び内因によつておこる。例えば急性及び慢性外陰炎,帯下過多,糖尿病,妊娠等の外に神経性瘙痒症がある。
 Savillはこれ等原因中,最多のものは外的刺戟物,主に分泌物或は感染尿によると云つている。瘙痒症はしばしば発作性に強くあらわれる為,或は日常の活動が妨げられ,或は睡眠が障碍される他,無意識の内に下着又は手指による擦過の為,外陰部は象皮病様に腫脹肥厚し,時に創傷を生じ,稀に二次感染さえ惹起する事がある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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