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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科9巻1号

1955年01月発行

原著

持続性局所麻醉剤使用の経験

著者: 石北明12

所属機関: 1東京大学医学部産科婦人科学教室 2市立富士宮病院産婦人科

ページ範囲:P.33 - P.36

文献概要

 手術時の疼痛を消失せしめる為には種々な麻酔法が考案せられ,殆んど完壁に近いまでになつたのであるが,手術後の疼痛に対しては阿片製剤を慣用する他は殆んど意を用いられていない。
 しかしながら我々は手術時の鎮痛と同様手術後のそれに対しても努力しなければならない。最近アメリカでは組織に膿瘍,壊死性変化等を起さず,しかも相当長時間持続する局所麻酔剤たるEfocain (Fougera社)が創製されて汎用されている。本邦でもそれと殆んど同じ組成を有するランゲカイン(科研)が創製されたが,我々はそれを臨床上に応用して相当の効果をみとめたので,以下その概要を報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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