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症例研究
膀帯の過度捻轉による子宮内胎兒死亡の1例
著者: 肥後晃
所属機関:
ページ範囲:P.41 - P.42
文献購入ページに移動緒言
臍帯の大多数は,左方或は右方に捻転して居り,その程度が生理的(6〜7回)以上の場合を過度捻転と云い,循還障碍のため胎児を致死せしめることがある。
本症については1838年D'Outrepontにより始めて報告され,StöckelはunwersellとZirkum-skriptに分類しているが。本邦でも1917年菅野の報告以来10数例に過ぎず,最近も石塚の2例の報告があるが,猶比較的稀有である。余も最近1例経験したので迫加報告する。
臍帯の大多数は,左方或は右方に捻転して居り,その程度が生理的(6〜7回)以上の場合を過度捻転と云い,循還障碍のため胎児を致死せしめることがある。
本症については1838年D'Outrepontにより始めて報告され,StöckelはunwersellとZirkum-skriptに分類しているが。本邦でも1917年菅野の報告以来10数例に過ぎず,最近も石塚の2例の報告があるが,猶比較的稀有である。余も最近1例経験したので迫加報告する。
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