icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科9巻1号

1955年01月発行

症例研究

半頭骨無頭無心体(緒方)の1例

著者: 板倉信一郎1 福西泰三2

所属機関: 1信州大学医学部産婦人科学教室 2信州大学医学部病理学教室

ページ範囲:P.52 - P.57

文献概要

緒言
 無心体は胎児奇形のうちでも稀なものであるが一卵性双胎児で胎盤血行に吻合があつて血液循環に力学的不均衡を来した場含或は一児に心臓原基の欠損があつた場合等に一児が時に無心体として発育する事があると言われている。吾々は妊娠8ヵ月で早産した一卵性双胎児の一児が半頭骨無頭無心体緒方)であつた1例を得,剖検の結果従来あまり追究されていない体内血管系の状態について聊か所見を得たので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら