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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科9巻10号

1955年10月発行

文献概要

症例研究

卵巣の原発性Adenoacanthomaの1例

著者: 谷村久康1

所属機関: 1大阪中央病院産婦人科

ページ範囲:P.901 - P.903

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緒言
 Adenoacanthomaは1907年Herxheimer1)により初めて報告された腫瘍であつて,腺組織より発した腫瘍の上皮の一部が扁平上皮に化生した組織像をもつものに名付けられている。之は胃,子宮,食道,膵臓,胆嚢,大腸,乳腺,肺臓等にみられるが,卵巣に於けるAdenoacanthomaは極めて稀な腫瘍であつてその報告も少い。余は最近原発性両側に発した稀有なこの1例に遭遇したのでここに報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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