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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科9巻11号

1955年11月発行

文献概要

原著

臍帯搏動停止の原因に関する考察

著者: 木原康彦1

所属機関: 1広島市産院

ページ範囲:P.949 - P.951

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緒言
 胎児娩出後臍帯搏動が停止する機転に関しては従来次の様に説明されている。即ち新生児の呼吸開始により胸腔内に陰圧を生じ,一時に多量の血液が肺組織内に流入するために大動脈の血管圧が減少し,臍帯搏動が陣止するものである。従つて分娩直後の新生児の呼吸運動が旺盛なる程早く停止するものであると。私は臍帯搏動停止の原因に関して従来の説を追試すると共に,尚その他の要因がこれに関係しているのではないかと考え,次の様な調査を行つた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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