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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科9巻11号

1955年11月発行

原著

新分娩予定日算出法の分娩日適中率の調査—(附)本法に依る場合の妊娠子宮腔長並びに胎児身長の統計的観察

著者: 野平知雄1

所属機関: 1東京医科大学産婦人科教室

ページ範囲:P.951 - P.954

文献概要

第1章緒言
 私達が今日最も多く使用している分娩予定日算出法は最終月経の初日に7日を加えその月に9ヵ月を加えるか3ヵ月を減ずる方法で之はNaegeleが数10年前の排卵期の全く不明な時代に最終月経の初日から基算して280日目に分娩する場合が最も多いと云う統計から便宜上考案したものであつて,この280日間を10等分して妊娠10ヵ月とした。
 故に妊娠1ヵ月の初めは最終月経の初日になるのであるが,この日は実際に於ては絶対に妊娠して居らないのである。従つて臨床の実際に於ては種々なる不都合が起る事が稀でない。例を示すと,

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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