icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科9巻13号

1955年12月発行

特集 婦人科領域のAndrogen

月経痛症のAndrogen療法—特にAndrogen-Depotによる治療成績について

著者: 藤井久四郎1 橋口精範1

所属機関: 1東京医科歯科大学産婦人科教室

ページ範囲:P.1113 - P.1118

文献概要

まえがき
 いわゆる月経困難症の概念は広いけれども多くの場合主要な苦痛の中核をなすものは腹痛や腰痛であるから,それを目標にして月経痛症なる語をあえて用いた。すなわちalgomenorrheaの意味である。疼痛以外の症状には種々の因子がはいり易いからである。
 これはいわゆる機能性月経痛症のみを取扱うことにする。機能性月経痛症は本態の明らかでない1種の学説の疾病或いは症状である。これには種種の程度があつて通常のanalgesiaで容易に克服しうるものはホルモンその他による治療の対象にはならない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら