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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科9巻13号

1955年12月発行

特集 婦人科領域のAndrogen

性欲とAndrogen

著者: 中島精1 庄子俊昭1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部産婦人科教室

ページ範囲:P.1128 - P.1132

文献概要

まえがき
 性欲と androgenの関係は案外最近になつてから論じられるようになつたものでそれ迄は少くとも女性ではestrogen (発情源)がその名の示す通り性欲に対する根源として考えられていたのである。しかしここ20年間に種々の去勢哺乳動物はandrogenにより発情を起し得ることが報告されている。勿論動物の場合は去勢により明らかに性欲は失われることは総ての実験者が報告している所である。他方人間に於ては去勢婦人でも性欲が存続するので動物に比して複雑である。以下雌性動物及び婦人の性欲とandorogenとの関係に就いて述べて見る。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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