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特集 婦人科領域のAndrogen
Androgenによる泌乳抑制—特にその機序についての実験成績
著者: 藤井久四郎1
所属機関: 1東京医科歯科大学
ページ範囲:P.1138 - P.1143
文献購入ページに移動まえがき
従来乳汁分泌が不要で,乳房の緊満硬結による痛がある場合に,特にアメリカに於いてestrogen,殊に合成estrogen剤が応用されて,成績にかなりの相違はあるが有効であるとされておる。ただ合成剤を使用すると嘔気,嘔吐或いは子宮出血などの不快な副作用が屡々伴って来る欠点がある。estrogen の泌乳抑制作用の機序については筆者らは動物実験による成績を報告したが,ヒトの場合についてはまだ明らかでない部分が残されている。この度はそれには触れないでandrogenを応用する場合特にその作用機序について述べることにする。
従来乳汁分泌が不要で,乳房の緊満硬結による痛がある場合に,特にアメリカに於いてestrogen,殊に合成estrogen剤が応用されて,成績にかなりの相違はあるが有効であるとされておる。ただ合成剤を使用すると嘔気,嘔吐或いは子宮出血などの不快な副作用が屡々伴って来る欠点がある。estrogen の泌乳抑制作用の機序については筆者らは動物実験による成績を報告したが,ヒトの場合についてはまだ明らかでない部分が残されている。この度はそれには触れないでandrogenを応用する場合特にその作用機序について述べることにする。
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