icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科9巻2号

1955年02月発行

症例研究

巨大腹壁瘢痕ヘルニアの治驗例

著者: 田中武1

所属機関: 1日本大学医学部産婦人科学教室

ページ範囲:P.78 - P.81

文献概要

緒言
 往時に於ける術後瘢痕ヘルニアはそれ程珍しいものではなかつた。スルフアミン剤の改良次いで抗生物質の発見,手術手技の進歩,手術用器械の改良等に依り手術創の一次治癒の極めて容易となつた現今,術後瘢痕ヘルニアは著しく其の数を減じたと謂われている。余は昨年,子宮腔脱根治手術後に発生し,再手術にも拘らず再発,患者の歩行までも困難ならしめた巨大腹壁瘢痕ヘルニアに遭遇し,腹壁成形術に依り治癒,今日に至るも再発を見ないので,茲に報告し文献に追加したいと思う。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら