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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科9巻3号

1955年03月発行

原著

妊娠時に見られる赤血球沈降反応促進現象の相関因子解析に関する研究—(第2報)妊娠時に於ける血漿蛋白分屑の妊娠月数による変動について

著者: 長尾ミト子12

所属機関: 1東京医科歯科大学医学部生化学教室 2東京鉄道病院産婦人科

ページ範囲:P.433 - P.436

文献概要

第2報 緒論
 著者は第1報1)によって妊娠に際しての赤沈促進現象の相関因子解析への基礎として血漿蛋白分屑値を除いた血液諸性状の妊娠月数による変動について報告し,その際に血漿比重,血清比重,血漿蛋白量の妊娠月数による変動にも触れ,いずれも妊娠時に減少することを報告したのであるが,今回は終戦後の国民栄養失調の回復したと思われる今日において,殊に赤沈促進現象の相関因子解析の主目である所の血漿蛋白分屑個々についての妊娠月数による変動を見て妊娠による赤沈促進現象の相関因子解析への参考に供する意味で本実験を行つた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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