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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科9巻3号

1955年03月発行

原著

妊娠時に見られる赤血球沈降反應促進現象の相関因子解析に関する研究—(第3報)妊娠時に於ける赤沈と血液諸性状との單相関の檢討

著者: 長尾ミト子12

所属機関: 1東京医科歯科大学医学部生化学教室 2東京鉄道病院産婦人科

ページ範囲:P.437 - P.446

文献概要

〔1〕第3報緒論
 著者は本研究に於て妊娠時に於ける赤沈促進因子の解析を行はんとしたのであるが,先づ手始めとして赤沈と同時に血液諸性状及び血漿蛋白分屑を測定し,それらの妊娠月齡による消長を第1報1),第2報2)として報告した。本報に於いてはそれらの内血漿蛋白分屑値以外の血液諸性状値とそれと同時に測定した赤沈値との間に如何なる相関があるかを見ようとした。
 第1報に於ける本研究緒言にても述べた様に従来赤沈促進乃至抑制因子としてはFibainogen,Albumin, Globulin,血漿粘稠度,赤血球数,血色素係数,Co2等が拳げられて居るのであるが,本回は先づ前記血液諸性状の一々の性状とそれと同時に測定した赤沈値との間に推計学的単相関があるか或は無いか見ようとした。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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