文献詳細
文献概要
症例研究
子宮内妊娠と合併した続発腹膜妊娠の1例
著者: 小原達也1
所属機関: 1横浜医科大学産婦人科学教室
ページ範囲:P.577 - P.579
文献購入ページに移動I はしがき
子宮外妊娠の大多数は卵管妊娠で,腹膜妊娠は極めて稀で,1〜2%に過ぎず,しかも大部分続発性である。従つてその診断は容易でなく,又長期に亘つて経過を観察し得る機会は極めて少い。私は最近初診から妊娠第6ヵ月に至る110日間にわたつて経過を観察し,しかも子宮内妊娠と合併したと思われる本症の1例に遭遇したので,以下これを報告し諸賢の御批判を仰ぎたいと思う。
子宮外妊娠の大多数は卵管妊娠で,腹膜妊娠は極めて稀で,1〜2%に過ぎず,しかも大部分続発性である。従つてその診断は容易でなく,又長期に亘つて経過を観察し得る機会は極めて少い。私は最近初診から妊娠第6ヵ月に至る110日間にわたつて経過を観察し,しかも子宮内妊娠と合併したと思われる本症の1例に遭遇したので,以下これを報告し諸賢の御批判を仰ぎたいと思う。
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