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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科9巻6号

1955年06月発行

原著

赤血球溶血物の脳下垂体後葉ホルモン血圧上昇因子に及ぼす影響について

著者: 金沢太郎1

所属機関: 1東京大学医学部産婦人科学教室

ページ範囲:P.601 - P.603

文献概要

緒言
 妊婦血漿(清)中に脳下垂体後葉ホルモンの子宮收縮,抗利尿,及血圧上昇の各因子を非活化する酵素が出現する事はFekete, Dietel及びSchockaert et Lambillon 以来知られて居り,吾が国でも森,並木,小畑,金沢等の報告があるが,Page, Werle等により発見された赤血球Pitocinase (Oxytocinase)に関しては,1952年その妊娠月数と共に漸増する事を始めて明かにした余2)の実験以外に報告がない。余は該酵素の生理的意義の解明を志して目下実験を進めつゝあるが,今回妊婦赤血球溶血物の下垂体後葉ホルモン血圧上昇因子に対する抑制作用について実験し,知見を得たので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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