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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科9巻7号

1955年07月発行

文献概要

原著

トリコモナス腟炎に対するPentamethylen-thiuramdisulfidの治療効果

著者: 高田道夫1

所属機関: 1順天堂大学医学部産婦人科教室

ページ範囲:P.688 - P.692

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緒言
 トリコモナス腟炎はDonné(1837)により腟トリコモナス原虫が発見された後,Hoehne (1916)にょり始めて独立した疾患として記載され,その後幾多の業績により治療方面においても種々の藥剤が製作され,且つ使用法も改良が加えられ,一次的治療効果の卓越性を報ずる文献も少なくない。然しトリコモナス腟炎は再発の多い難治の疾患であるため,各藥剤は必ずしも優れた治癒成績を示しているとは限らない。
 私はかゝるトリコモナス腟炎患者に対してPentamethylenthiuramdisulfidを主成分とする腟錠(科研トリコモ錠)を使用し,聊か見るべき成績を得たので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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