文献詳細
文献概要
症例研究
卵管間質部妊娠の1例
著者: 能勢英章1 堀江識1
所属機関: 1済生会兵庫県病院産婦人科
ページ範囲:P.701 - P.705
文献購入ページに移動I.緒言
卵管妊娠は妊卵の着床部位によつて,狭部妊娠,膨大部妊娠,間質部妊娠に分類され,前二者はしばしば見られるが,之に反し卵管間質部妊娠は稀有に属する。
間質部妊娠の報告は欧米は於ては,Schmitt(1801)の記載を最初とし,以後本症の報告は必ずしも少くない。Werthは180 i年から1904年迄の文献中40例,V.Fintererは1904年から1908年迄に17例,Gläsmerは1908年から1915年迄に17例,川島は1908年から1931年迄の西洋丈献中から更に30例を加え,総計104例,Bufeは1935年迄に150例と報じている。
卵管妊娠は妊卵の着床部位によつて,狭部妊娠,膨大部妊娠,間質部妊娠に分類され,前二者はしばしば見られるが,之に反し卵管間質部妊娠は稀有に属する。
間質部妊娠の報告は欧米は於ては,Schmitt(1801)の記載を最初とし,以後本症の報告は必ずしも少くない。Werthは180 i年から1904年迄の文献中40例,V.Fintererは1904年から1908年迄に17例,Gläsmerは1908年から1915年迄に17例,川島は1908年から1931年迄の西洋丈献中から更に30例を加え,総計104例,Bufeは1935年迄に150例と報じている。
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