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原著
遊離立体実像作製を以てせる子宮体内膜血管の形態と周期性変化との研究
著者: 能勢英章1
所属機関: 1慶応義塾大学医学部産婦人科教室
ページ範囲:P.717 - P.735
文献購入ページに移動緒言
1.研究の主旨
子宮内膜の周期性変化はHitschman & Adler及びSchröderの研究以来,専ら子宮腺と間質とを対象としてなされたものであるが,少くとも月経出血機序に関しては不徹底の憾を免れなかった。従って自然と内膜血管の変化に関心が向けられるに至り,既に多数の研究が発表されている。
然るにこれ等研究の主点は象形複成模型作製法(Reconstruction method)による所見であつて,血管そのものの実像を如実に捉え得たとは信じられぬ。
1.研究の主旨
子宮内膜の周期性変化はHitschman & Adler及びSchröderの研究以来,専ら子宮腺と間質とを対象としてなされたものであるが,少くとも月経出血機序に関しては不徹底の憾を免れなかった。従って自然と内膜血管の変化に関心が向けられるに至り,既に多数の研究が発表されている。
然るにこれ等研究の主点は象形複成模型作製法(Reconstruction method)による所見であつて,血管そのものの実像を如実に捉え得たとは信じられぬ。
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